えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

RTX2080Tiだと電源が耐えられなかったので、電源を買い替えた!!

 電源をSuper Flower製に買い換えました。

 以前 「いまさら」だけどRTX2080Tiを買った話 - えいあーるれいの技術日記 で述べたようにRTX2080Tiを買いました。普段の使用や自分がするゲームの範囲内(マイクラとか)であれば普通に安定していたのですが、機械学習の学習を回していると30分経ったくらいでいきなり再起動することで悩んでいました。せっかく2年前の最強グラボを持っていたのにその性能を発揮できないとは…

 実は、そのときApexgamingの650WのGOLD電源を使用していました。電源容量計算的には十分に足りるのですが、機械学習の学習とは、超絶激重ベンチマークを10時間とか20時間回すことと同等のことをしています。nvidia-smiでは、240~260Wで推移していますが(本当か?)、おそらく瞬間に流れる電流が大きすぎて唐突に電圧不足→再起動の不具合が起こったのだと思います。

 例えば、エアコンは起動直後が最も電気を使うといわれていますが、PCについても例外なく同様のことが起こります。特にRTX2080Tiは4352個のGPU CUDAコアを一斉に動かすため、それ相応のピーク電流が流れます。そして、大体の電源供給装置はピーク電流にとても弱いです。一気に電流を流したり、多くの電流を送ろうとすると、電圧が下がってしまうことがあります。大きな容量を持つ電源ほど大容量コンデンサを搭載するのは、電荷をあらかじめためておくことで電圧の低下を防ぎ、電圧の急昇降を防ぐという役割があります。

 機械学習は、分析(判定)→学習→分析→学習→分析… の繰り返しを行うため、負荷にウェーブがあります。すなわち電源ON/OFFが頻繁に起こる可能性があるということになります。

 ちなみに、Apexgamingの電源は最大出力に近づくについて電圧降下が起こるというレビューがあり、あまり評判はよくありません。(参考サイト: 【2020年版】おすすめな電源ユニット「10選」:データで客観的に解説 | ちもろぐ

 そもそもミドルクラスゲーミング用の電源を超ウルトラ激重ゲーミングパワーで動かすとは…

 購入したのはSuper FlowerのLEADEXⅢGOLD 850Wです。Super Flowerは、信頼性の高い電源として世界的には人気らしいです。先ほどの参考サイトでも、電圧降下しにくいというデータが出ていました。1万4000円くらいで購入できます。PC1つの電源としてみればまあまぁ高めですが、酷使する前提ならこの価格は妥当か少し安いくらいかもしれませんね…

内容物は、なかなか豪華。

内容物

そして光ります。マザボはROGなのでLED同期をしていますが、単体でも光ります。

購入した電源

6時間程度サンプルデータで機械学習を回しましたが、余裕でパスしました。機械学習の電源は強いものを買わないとなーと思いました。とりあえず満足です。

現在のPCの状況

 今のPCで光っていないのはSSDとPCケースだけという状況になっています。なんてこった。

SUPER FLOWER|スーパーフラワー Leadex 3 Gold-ARGB 650W Leadex3GARGB650 [650W /ATX /Gold]

価格:14,800円
(2022/5/23 23:36時点)
感想(0件)

SUPERFLOWER Leadex 3 Gold 850W Leadex3Gold850

価格:15,490円
(2022/5/23 23:36時点)
感想(1件)