えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

YOLOのtextファイルも一緒に水増しを行うプログラムを作った

 おそらく車輪の再発明をしているとは思いますが、画像の水増しプログラムを自作したので紹介します。

 研究でYOLO v3を使っていますが、使う水増しツールによって画像取得から実行までのフローがまちまちになりがちです。私はYolo_Labelを使っています。

https://github.com/developer0hye/Yolo_Label

 GUIが素晴らしいのですが、画像の水増しする分もアノテーションしないといけないのでとても面倒だなぁと感じていました。

 そこで、今回は「アノテーション後の画像とテキストを同時に水増しを行う」プログラムを作成しました。画像の水増しは24倍にしていますが、プログラムを変更すれば任意の水増しを行えます。

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プログラムの大まかなアルゴリズム

 アルゴリズムは、左右対称処理で書き出し(2倍)→コショウと塩ノイズ付加して書き出し(3倍)→明暗処理を行って書き出し(4倍)を行います。そのため、2x3x4=24倍になります。

 命名規則は写真の通りになっています。処理名称を語尾につなげていくことで区別することができます。

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命名規則

プログラムはGithubに上がっています。 github.com

よく考えたら、フィルタと書いてあるのにフィルタ処理を一切していなかった…