2021年4月22日にUbuntu21.04がリリースされますが、Ubuntu 21.04の事前リリース(4月7日)があったので、試してみました。このバージョンは正式ローンチ直前ということもあり、ほとんど変わらないものと思われます。
イメージのダウンロード
Ubuntuのサイトにアップされています。ほしいイメージファイルをダウンロードします。
取得したイメージファイルをUSBメモリに焼きます。以前は「rufus」をよく使用していましたが、最近は「Raspberry Pi Imager」を使用しています。
Raspberry Pi OS – Raspberry Pi
PCを起動し、Del連打でBIOS起動し、USBを優先的にブートするように設定します。
USBブートに成功すれば、次のような画面が出ます。ここではUbuntuを選択します。
Ubuntuを試すかインストールするかを聞かれます。「Install Ubuntu」の方を選択しました。言語は英語推奨です。
キーボードの言語を選択します。
接続するネットワークを選択します。設定しなくても問題ないです。
インストールの種類を選択します。基本は「Minimal Installation」でいいです。
OSのインストールパーティションの種類を選択します。ここは、用途と状態に合わせて選択してください。今回はクリーンインストール(Dualbootなし)するので、「Erase disk and install Ubuntu」を選択しました。
確認画面です。間違えていないかどうかをチェックしてください。
地域の設定をします。
ユーザネームとパスワードの設定をします。パスワードは推測されにくいものを使用しましょう。
インストールが完了しました。毛のたくさん生えたカバの壁紙が強烈です。(前のゴリラもなかなかでしたが)
Ubuntu20.04からの変更点
基本的にはUbuntu20の延長線上のアプデなので、あまり変わりませんが、気づいたところを列挙します。
1. Python3.9がデフォルトのPythonになる。
デフォルトのバージョンがPython3.9になりました。Anaconda等を使うことがほとんどだと思うのであまり関係ないと思いますが…
2. ブックマークバーから「Desktop」が消える
デスクトップがデフォルトのブックマークから消えました。ブックマークに登録することで、追加はできます。
3. パワーセーブが追加された。
Ubuntu21.04では、対応していれば低消費電力モードを設定から選択できるようになったようです。
4. デスクトップフォルダでのファイル作成・削除が自然になった。
Ubuntu20.04では、デスクトップフォルダにファイルを作成・削除すると、一瞬だけファイルが非表示になるのですが、Ubuntu21.04では解消されたようです。
デスクトップディレクトリへのファイルを作成・削除が自然になっています。
— Ar-Ray (@Ray255Ar) 2021年4月8日
Ubuntu20.04だと、一瞬ファイルが消えていたので改善しているみたい。 pic.twitter.com/BSvyPBLqcw
正式ローンチ直前のUbuntu21.04を試しにインストールしてみました。GUIがかなりきれいなので、Ubuntu21.04と20.04を併用しながら使ってみたいです。ただ、基本はUbuntu20.04をベースに開発や研究を行って行く予定です。