やべーツイートが飛んできました。
NVIDIA、完全レイトレーシングによるビー玉転がしゲームを配布。実質RTX 3090専用 https://t.co/XLbdKaaVfs pic.twitter.com/mOW4681CMh
— PC Watch (@pc_watch) 2021年5月18日
これはNVIDIAが自身の技術を結集して作ったデモ用のゲームで、パフォーマンステストなどにもよく使われる「NVIDIA Omniverse Launcher」に含まれます。
このゲームの目的は「ビー玉を転がしてゴールまで動かす」というシンプルなもので、操作は「AWSDJ」の5キーのみです。
しかし、このゲームが凶悪なのは、その必要スペック。
なんと、11GB VRAMのRTX GPUが最小要件らしいです。
すなわち、RTX 2080 Ti、RTX 3090、TITAN RTX、Quadro RTX 5000のようなウルトラハイエンドなGPU以外のGPUはお断わりということらしいです…
RTX 3060でも動作可能だと思いますが、おそらく厳しいでしょう。(このレビューを見たらわかるでしょう。)
最低限要求されるスペックを満たすRTX 2080 Tiを偶然持っていたので、プレイしてみました。
動作環境
おそらく、私のPCが動くギリギリのスペックだと思います。
項目 | スペック |
---|---|
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti (VRAM:11GB) |
CPU | Ryzen 7 2700x (@3.7GHz x 16) |
RAM | 16GB DDR4 |
インストール
このサイトからOmniverseをダウンロードします。
ダウンロード・起動したら、Marbeles RTX を選択してインストール行います。
INSTALLアイコンがLaunchアイコンに変化するので、Launchアイコンを押します。
起動…
2~3分間ほとんどフリーズすれすれのメモリ使用量でした。普段ゲームじゃなくてディープラーニングばかり動かしていたので、ここまで重いのか~と思いました。
ロードが終われば、メモリ使用量が落ち着き、まともに動くようになりました。しかし、スタート画面の時点ですでに47fps(1080p)…
ポーズ画面でもレイトレが効いているということなのか。驚き。
プレイ中。CPUがネックになっているような挙動は見られなかったものの、描画が多い場所は7fpsまで落ちるところがありました。
また、GPUの使用率VRAM使用率ともにほぼ100%を張り付き、爆熱になりました。
Marbles RTX (without dropping)
— Ar-Ray (@Ray255Ar) 2021年5月18日
RTX 2080 Ti + Ryzen 7 2700x + 16GB DDR4#NVIDIA #RTX pic.twitter.com/UtfEUZotRx
1度もビー玉を落下させずにゴールできました。RTX 3090 + 十分なスペックのCPUとメモリがないとただのイライラゲームになります。
プレイ中は集中していてグラフィックにあまり見ていませんでしたが、録画したプレイ動画を見ると、これがCG??と思ってしまうレベルできれいですねー-。
あと数年したら、ビー玉の影もリアルになるのだろうか…?
レイトレーシング技術に触れる機会はあまりないですが、技術の進歩を体験できるいい機会でした。
RTX 3090 とは?
NVIDIAが開発したGPU (Graphics Processing Unit) の型番の1つで、Ampareアーキテクチャのコンシューマ向けGPUとしては最高峰のモデルです。
前作の最上位のRTX 2080 Tiと比較して1.7〜2.0倍の性能を持ち、4Kレイ・トレーシングや8Kゲーミングも想定されている新世代のGPUとして注目を集めました。
ゲーミング、機械学習、マイニングなどのどの分野においても最高クラスのパフォーマンスを発揮します。
(以下の画像をクリックすると詳細ページに飛びます)
この記事は、1日前倒しで投稿しています。次回の投稿日は、5月21日の予定です。