Twitterの広告でGitHub診断の広告が新しく出ていて「ほほう」と思い診断してみました!
いままでGitHubを「スキル偏差値」として測る「findy」の広告とその亜種ばっかり見てきたので少し新鮮でした。
実はこの広告ツイート1年前からあったみたいです…(?)
職務経歴書が自動で出来上がります。
— LAPRAS Inc. (@lapras_inc) 2020年3月27日
アカウント連携するだけ。もちろん無料です。
LAPRASとは?
LAPRASとは、いわゆる最近流行りのソフトウェア中心の転職支援企業です。設立が2016年で代表取締役含め執行役員の方々もかなり若く、ベンチャーIT企業らしいベンチャー企業です。
この会社が2018年にリリースしたサービスがscouty(のちにLAPRAS)で、AIを活用した分析によって技術力・ビジネス力・影響力を算出します。
最近のソースコード流出や個人情報流出事件などでこの類のサービスには何かとマイナスなイメージがついていますが、このサービスは別に胡散臭いサイトではなく、しっかりと国際会議での査読を通して論文採択されています。ちなみに採択率は22%でかなり高レベルであることが分かります。
LAPRAS、人工知能分野の国際会議「ICML」にて論文採択 | NEWS | LAPRAS株式会社 - すべての人に最善の選択肢をマッチングする -
論文はこちら↓
[1902.04335] Hyperbolic Disk Embeddings for Directed Acyclic Graphs
また、このサービスの参照情報はすべて(あなたが)公開している情報のみを参照しているのでいまさら情報流出wとなりますね。
使ってみる
以下のサイトからログインして各種アカウント情報を紐づけます。
診断対象のアカウントは以下の通りです。
6時間程度しばらく待ちます。特にGitHubの診断時間が長めです。
全て診断が終了すると、次のように結果がでます。
結構カッコいい!!!
私の技術力は3.39… スコアは3.0が平均で、3.3以上は上位13%、3.5以上は上位4%らしいので、まぁ10%くらいということでしょう。半年間学生が投稿しただけで10%だなんて、エンジニア楽勝ですね( ´_ゝ`)フーン
Findyではスキル偏差値としてほぼ青天井なスコアが出ている人もいるため正直なところネタ感もありましたが、こちらは5を絶対に超えないので自分の「立ち位置」を知るのに便利かもしれませんね。
不満点
ぜひ改善してもらえるならしてほしいところを挙げます。あくまで転職の対象外な学生の一意見として参考程度に。
Tag Countの説明不足感
Tag Countという評価項目があり、SNSにおいて技術に関連したタグを検出してレベルを1~10で算出、そのレベルが6以上のタグ数をカウントして数値を出すそうです。私はこの数字が非常に高いそうで、345位、1~5の中で4.62となっています。
しかし、その「6」という数値の基準が何なのか、そのTag Countがどのように技術力にどのようにかかわっているのかが少し不透明で不親切です。本当に私のTag Count値が適正値なのかを疑ってしまいます。
Twitterの情報が少し古い
2週間くらい前のデータを参考にしているようでフォロー/フォロワーの数が正確ではありません。
プラットフォームの参入数は影響力のほうのみに反映すべき
私はTeratailに参加していないのでその技術スコアにおいては2.06となっています。別々のプラットフォームで活動するのも技術力なのかもしれませんが、べつに私が今Teratailに入ろうがスキルが向上するとは思わないので、ぜひ連携していない項目はほかの技術スコアを反映してほしいです。
総評
サイトの転職プラットフォームとしての適性は私にはわかりませんが、分析ツールとしてはかなり面白いほうだと思います。結構詳しく情報が表示されているため、そのままプロフィールとして使いたいくらいです。
しかし、このようなGitHubを活用したスコア評価は少し頑張っただけで平均を大きく上回るスコアを叩き出せてしまうので、あまり相性がよくないのかなー--と思います。
確かに1リポジトリでスターを1つ獲得するのも結構難しかったりするのである意味反映しているのかもしれませんが、GItHubアカウントほとんど使っていない人もいますからねーー。
今後もGitHub連携系の診断サービスをレビューしたいと思うので、もし私が扱っていないものがあれば教えていただけるとありがたいです。
私のスコア結果はこちらから! ↓