1月1日は午後になってから起きました。今年も寝正月です…
今年最初のアウトプットは何にしようかなーと思っていたら、1年前におみくじプログラムを作ったのを思い出しお正月関連で何かサクッと作ることにしました。
↓昨年作ったおみくじプログラム
昨年は某みくじを倣ったスクショを使うおみくじだったのですが、もっと技術的な何かを使ったおみくじを作りたいと思い、少し考えることにしました。
GPT-3
文章生成AIについて以前耳にしたことがあり、「GPT-3」というのが怖いくらいに自然な文章を出力できるとのこと。これを活用できればなかなか面白いおみくじアプリを作れるんじゃないか?と思い、早速実装してみました。
GPT-3は、OpenAIが公開している文章生成が可能なAPIツールです。以前はいろいろと認証が必要だったみたいですが、現在ではアカウント登録してAPIキーを取得すれば無料トライアルですぐに使えるようです。
商用にするには、そのアプリケーションごとに認証が必要みたいです。詳しくはAPIのページをご覧ください。
価格は1000トークン(英語の場合、1トークンは約4文字、0.75単語)ごとに支払いになり、4種類のモデルごとに異なるそうです。
価格
- Ada(最速):$0.0008
- Babbage:$0.0012
- Curie:$0.0060
- Davinci(高性能):$0.0600
高速なAdaだと1万トークン発行されると1円程度になります。高性能なDavinciだとAdaの75倍の価格!
プログラムはこちら
作成したプログラムは以下のGitHubリンクから見ることができます。ただし、APIキーは自分で入力してください。
Tkinterでウィンドウを作成し、「openai_mikuji」のボタンを押すことでおみくじを引きます。
処理の内容としては、ボタンの押下後に疑似乱数で運勢を占った後、「運勢:中吉です。ラッキーアイテムは」の文字列をOpenAIに投げてその結果をTkinterのウィンドウに表示させています。
むしろそれしかしていません。
しかしながらちゃんと文書が出力されています。時々なにも出ないこともあるのですが…
Adaでも推論
KUS-Omikuji-GPT-3はDavinciエンジンを使用していますが、試しにリーズナブルなAdaを使ってみました。これで実用的ならコスパの良いおみくじシステムになりそうです!
ありゃりゃ…その他の文章でも全く違う話題に飛んでいって目的の「ラッキーアイテム」にたどり着けていません。
新年に文章生成AI「GPT-3」を試してみました。
文節などはしっかりと組み立てられているみたいなので、人間と遜色ない文章を生成して代行を行うAIが現れる日も遠くないのかもしれません。