えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

海外旅行で苦労を買いました

「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざがあります。

kotobank.jp

今の時代には受け入れられにくそうなことわざですが、9月半ばからの海外旅行で本当に買ったのではというくらい散々な目にあってきたので、ここに記します。


計画

9月中旬から末にかけての香港・深圳旅行は、2ヶ月くらい前から計画していました。


感染症の影響で全く旅行しなかった反動なのか、ユース向け当日航空券セールの影響なのか、今年は日本全国プチ旅行をたくさんして、旅行へのハードルが珍しく下がっている年です。

早朝の羽田空港でチケットを取って、観光地を巡りながらひたすら散歩、適当なところで昼食を取って夕方には帰りの便で羽田空港に戻るのがルーティーン。

毎週末繰り返し、北は青森-南は沖縄まで、飛行場のあるところなら目的地にこだわらずに行っていたので、搭乗回数は9月に入る頃には40回弱になっていました。

沖永良部空港:島を巡るルートが個人的ベスト旅程


国内旅行も行きたいところは行ったしそろそろ海外に行ってもいいなということで、海外旅行を計画。

韓国や台湾などを検討していましたが、今まで行きたいと思っていた深圳に行くことにしました。


より若いうちに世界最大級の電気街を見ておきたいというのが動機です。

2025年中は、中国への旅行に対するビザが免除されることも決め手の一つとなりました。


深圳は香港経由で行けるので、香港の旅行も兼ねて、木曜日から翌週の水曜日までの6泊7日にしました。

初日・最終日は移動のみとして2日、観光はそれぞれ丸2日分を確保して余裕を持たせました。


旅行

香港

香港は実質3日の旅行でした。

香港は、どちらかというと海外旅行慣れしていない故の苦労が多かったです。

GoogleMapも高徳地図も自己位置がバグる場所に分かりにくいエントランスのホテルの探索に2時間近くかけたり、無効になったプリペイドカードの有効化方法で時間を取られたりと戸惑いポイントが多かったです。

それでも、なんとか行こうと思っていたところには行けました。

ChatGPTにはたくさん助けられました。翻訳アプリを介さずとも答えを引き出せるので、実は隠れ通訳キラーかもしれませんね。

料理の飲み物の「冷たい」が追加料金制であることや、2階建てのバスが狭い道路を爆走するのは新鮮でした。


深圳

入国含めて4日目となる日曜日に、西九龍駅からの高速鉄道に乗り深圳へ。

華強北に近いエリアのホテルを予約しましたが、エントランスが分からずここでも迷子に。立地が良くて安いところはここらへん注意が必要かもです‥

電話番号に掛けたところ、WeChatで案内するとのことだったので、大急ぎで有効化・連絡を取り、なんとかチェックイン。


翌日は華強北巡りをしました。中国内ではQRコード決済できれば基本的に不自由なく移動も買い物もできるので気楽です。

華強北で電子パーツを見ていたところ、Xで香港に台風が来るとのニュースが!🌀

www.bloomberg.co.jp

閉鎖は確実とのことで、帰りの便はほぼ確で運休が見込まれる状況になりました。

そこで、広州からなら帰れるのではないかと考え、電子パーツを見ながらチケットを探して予約

台風直線に広州空港に移動して、直撃を避けられるのではという算段でした。


しかし、出発当日、1日残してチェックアウト‥の予定でしたが、チェックアウトができませんでした。

ホテルのフロント曰く、「予約サイト側での変更が必要」とのこと。予約サイト側に連絡を入れても予約の変更ができず、深圳に閉じ込められることが確定してしまいました。

結局その日は、台風に備えて買い込むことに。

雨も風邪も無い中、店が閉まっていくのをただ眺めるだけの日でした。


旅行最終日の予定だった日に台風は直撃しました。

香港や台湾では暴風雨による波が市街地を襲い、深圳も暴風雨で木が折れたりしていました。

その日は広州発の飛行機が10時間遅延で出発することになり、キャンセル手続きをしようとホテル内で予約サイトと連絡を取っていました。

しかし、予約変更案内が来ているのにも関わらず「変更は無い」の一点張りで、証拠の提出に関してもうまくコミュニケーションがとれず、半日消化した挙句チケットは棄てることとに‥

当初の香港発の便を登場予定日の4日後の便に振り替えたので、その日まで延泊することにしました。


深圳:?日目

台風が過ぎてからは天候が回復したので、晴れて旅行!

‥という気分にはならず、もう帰りたい気分で消化試合している気分でした。


とはいえ、台風前は1日しか観光していなかったので、行く場所が無かったわけではありません。

書店に行ったり、図書館に行ったり、ショッピングモールに行ったりと休日散歩してました。



深圳はとにかく自転車・バイクが歩行者や信号構わず我が物顔で走り抜けていき、ベルは自分の存在通知用です。とにかく怖い。

日本の交通違反L◯◯Pなんて、あの交通事情を見てしまえば正直かわいいもんです(よくないけど)。


あとは、街で仕事している人の雰囲気も、日本とは全く違いました。

日本のクレーマーを中国に送り込んだら、良いリハビリになりそうです。



帰国

何重ものトラブルをくぐり抜け、ついに香港経由で帰宅することに

越境は落馬洲ルートを使い、バスで香港空港へ向かいました。

最後の最後まで運がないのか、帰国後の飛行機の乗り換え過程で、スマホを紛失してしまいました。

電話番号が入ったスマホなので、悪用リスクや本人確認方法の紛失はとても痛手。国内なのに最も詰みに近い失態で苦労しました。

もしかしたら、厄払いが必要なのかもしれません⛩


失くした時点で夜も遅かったので、紙の地図をたよりにホテルを探し、翌朝当日券を手配してなんとか帰宅しました。



帰宅後

帰宅後ゆっくりする間もなく、SIMを替えるために警察署に駆け込み、携帯ショップに駆け込み、その他諸々の手続きをして全旅程は終了しました。

Googleの位置確認や諸々の履歴を見る限りでは、落とし物の位置は移動していなかったので、特になにも無さそうなのは幸いでした。


当初の旅行計画は途中で破綻し、いつになったら帰れるだろうか?本当に帰れるのだろうか?と不安になりながらの計12日間はとてもとても長いものでした。


おかげで最後のスマホ紛失も正直なところ「またか‥」とイレギュラーに慣れている事態に。

予定通り帰国していれば、宣言していた後輩の応援にも行く予定でしたが、それも叶わず。


もう少し入念に調べれば、、とか上手い立ち回りができれば、、などと思うことは自分でもたくさんありました。

しかしながら、思い返してみればこのような長い期間の旅行というのは経験が無かったので、初めての環境でのイレギュラーを経験したという点で「苦労は買ってでも」と言えるのかなと思いました。

当初の予算の3倍超えの旅費となりましたが、事故も病気も警察沙汰もないタイプのイレギュラー詰め合わせセットとしては非常に安い買い物だったかもしれませんね。




今回は技術要素は特に無しでしたが、深圳旅行で買ったものの調査・解説は今後アップしようと思います。お楽しみに。

また、この記事を読んで「Ar-Rayを再び海外に送り込みたい」と思った(奇特な)方はぜひ、このドキュメントの購入で支援お願いします↓(宣伝)

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