えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

自作アプリの Make install はしなくていいよね??

 自分の、 M5Core2届いた!ROS2Arduino動かした! - ArRayのてく日記 で Micro-XRCE-DDS 環境開発を構築したのに通信がうまくいかず、ころころとバージョンを変えていました。しかし、それが面倒でした。まず、sudo Make uninstallをできない…。あきらめてインストールしたものを削除しに行くにしても結構コマンド調べて打たないといけないので面倒…。

 ただし、別に make install はしなくてもbuildディレクトリを参照して実行ファイルが動いてくれるので、そこで試せばよいだけのお話です。

 そこで、ふと気づきました。実行ファイルは/usr/local/binとかに置かれるので、そこにシンボリックリンクを貼り付けてそのままbuildファイルにパスを通せば自分でも分かるし、削除も簡単なのでは!?と。

 エンジニアからすれば当然なのかもしれませんが、学生の私は「できるかもしれん!いや、できるぞ!!!」と多少興奮気味にコマンドを打つことに

作成方法

 作成方法は簡単です。sudo make install 以降の操作を行わず、makeを行ったディレクトリに移動して、

$ sudo ln -s [実行ファイル名] /usr/local/bin/[実行ファイル名]

とターミナルに打ちます。

実行ファイルはちゃんと実行可能にしておきましょう。

$ chmod +x [実行ファイル名]

をして、lsコマンドで緑色になっていればOKです。(色がつくターミナルならね)

 おそらく、コマンド実行時に make install を行った時と同じ挙動をしてくれると思います。

シンボリックリンクの名称さえ変えておけば複数バージョンをインストールできるので、環境の使い分けや検証を中心に使えそうです。ちょっとした小ネタにもなりそう。