はじめてのPCBA(失敗) - えいあーるれいの(技術)日記 の続きです。
KagigataDiskとは、USBとカード端子形状をしたSPI通信でマイコンの端子を拡張する面白枠の小型マイコンボードです。
メモリーカードの代替にならないかな〜と思って作成しています。
そんな基板でしたが、前回は失敗してしまったため、今回再発注しました。
前回と比べて次の点を改善しています。
- カード部分の長さを調整
- 部品の見直し(前回のエラー含む)
- 穴の追加(ぶら下げる用)

結果、若干コストが下がりました。実装コストと発注量のバランスを考えつつ発注したのもコストに効いているのかなと思います。
実装含めて基板は1週間ちょっとで到着📦
小規模でもたくさん届いた時はテンションが上がりますね。

ちなみに、輸入消費税の立替手数料が1500円でした。輸入消費税よりも高い…
出品しよう!
実は、試作第一弾を作っていた時から、マイコンボードの面白枠で出品できないかな?と画策していました。
出品先や価格をいろいろ検討したところ、スイッチサイエンスのマーケットプレイスで出品するのが良さそうだったので申請のための情報整理を行い、資料やソフトウェアも充実させました。個人的には満足いくところまでできたと思います。
意外と悩んだのが梱包。
取扱説明書あるいはサポートへの導線が必要ですが、どこまで作ろうか悩みました。


ユーザーは基本githubを見てもらう想定(開発ボードなので見ないと何もできない)ので、できる限りシンプルにしてリンク先のドキュメントの充実に振ることにしました。
後で更新しやすいようにするのも重要です。

広報用の写真も手こずりました。
このデバイスが小さすぎるのでスマートフォンのカメラで撮ると補正がかかっていろいろ変形してしまうのです…
一方でAI出力だと、結構チープな感じに見えます。数年前であれば問題ないのですが、ポン出しは微調整が難しい。
そこで選んだのはBlender。3D CADは設計で使用したKiCADから持ってくれば良いので簡単。

そして光の当て方も自在なのでいろいろ試行錯誤できました。
結果できた画像はこちら。個人的には大満足の仕上がりです。

販売開始
そして、10/28に販売開始しました🎉
商品ページはこちら↓
SPI接続型ストレージエミュレータ KagigataDiskwww.switch-science.com
マーケットプレイス商品であるため、基本的は広報を自主的に行います。つまり私と拡散してくれる人の影響力が全てということです。
形状が特徴的なのもあり、スイッチサイエンスの投稿は結構伸びてくれました。ありがたい!
[新商品] SPI接続型ストレージエミュレータ KagigataDisk ¥2,500 https://t.co/vsmpEPBbuz #ssci_new
— Switch Science (@ssci) October 28, 2026
発売から数日、いくつか売れているようでありがたい限りです。
ぜひお買い求めください〜!🙏
Kagiらしい新たな活用法?
発売開始から3日後、Xを見ていたら、GOROmanさん(ガジェット・AI系のインフルエンサー)がマイコンを使ってパスキー(FIDO2 セキュリティキー)を作っていました。
自作 FIDO2 セキュリティキー完成しました https://t.co/NsvsQiRQky pic.twitter.com/DswPMe4O8Q
— NULL=RUN (@GOROman) October 30, 2026
セキュリティを気にしなければUSBのD+/D-を直接扱えるマイコンであれば実現可能であるため、RP2354Aを搭載しているKagigataDiskでも十分可能ではないか?と思い実装してみました。

あれ、こっちの方が見た目的に適してそうな気がするぞ🔑🙄🙄🙄🙄🙄
KagigataDiskをFIDO2デバイスにするテストをしてみました🔑
— Ar-Ray (@Ray255Ar) October 30, 2026
よさそう https://t.co/Mh8UjevRWA pic.twitter.com/qrDPG7H8ZV
カード端子がそのままタッチセンサとして使えたのがとても大きかったです。この理屈でキー入力デバイスも作れるので、使い道が結構広がります。
「ストレージエミュレータ」と名乗っていましたが、今から名前変更するか…?
とにかく可能性を感じる瞬間でした。
ここまで結構活用方法を含めて販売の過程を説明しましたが、このデバイスはコンセプト全振りの面白枠です。
まだ持っていな方はぜひ小型で実際に見て欲しい!と思っているので、どこかの展示会に出せればなと思っています。
その際はぜひ触ってこのデバイスの魅力を感じていただきたいです🔑




















