えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

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の続きです。2021年3月21日時点での最初のコミットから2ヶ月経過してリポジトリの中身も変わってきたので、補足しようと思います。

 リポジトリはこちら↓

github.com

 ROS Japan UG #42 LT大会ではこの内容について発表します。Qiitaの5月分の記事にもします。

変更点

  1. ROS1のサポート

  2. パラメータの追加

  3. srv対応(ROS1のみ)

  4. タグの描画

1.ROS1のサポート

 大体の大学生・高専生は研究室配属が決まるまで一度もROSを触ることがないので大抵初心者です。そのため、サンプルを示して挙動確認やハンズオン形式での講習が必要です。本当はROS1で実装する予定はなかったのですが(仕方なく)実装することにしました。

 ROS-Noeticで動作確認をしています。

2.パラメータの修正・追加

 画像サイズについてパラメータ名を統一しました。

  • frame_size/width:画像横幅

  • frame_size/height:画像高さ

  • imshow_isshow:cv2.imshowの表示・非表示(1で表示。デフォルトは1)

3.srv対応(ROS1のみ)

  • ROS1のみですが、serviceに対応しました。$ roslaunch motpy_ros example_srv.launchで実行します。自分で作っておいて言うことではないですが、正直いらないです。

4.タグの描画

 追跡中の番号を水色文字で表示できるようにしました。Realsenseの入力があれば、距離も表示できます。現時点ではmotpyがクラス名を識別できないので、personのみに絞り込みを行って実行するか、motpyを改良する必要があります。

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darknet x motpy