librealsenseのビルドオプションについて注意すべきところがあったのでメモ
RealSenseをサポート外のOSで使用する場合は自分でビルドする必要があります。
私はRaspberryPi OS BullseyeとUbuntu22向けにビルドしています。
以前ビルドしていたRaspi向けのlibrealsenseではpyrealsense2が含まれていなかったので再度ビルドしてインストールを行なったところ、USBにRealSenseを接続しているのにも関わらず RuntimeError: No device connected
となり、デバイスを開くことができません。
RealSenseが壊れているわけではなく(Ubuntu20で動いた)バスパワーが足りていないと思ってリピータブルケーブルを繋いでも接続が開始されず…(しかし、lsusbでは見える)
解決策
-D FORCE_LIBUVC=ON
を追加してlibrealsenseをコンパイルします。(デフォルトではOFF)
以上を踏まえてビルドコマンドをこのようにします。
- example系はビルド無し
- pyrealsense2のビルド
cmake -DBUILD_EXAMPLES=false \ -DUILD_GRAPHICAL_EXAMPLES=false \ -DBUILD_WITH_OPENMP=true \ -DBUILD_PYTHON_BINDINGS=true \ -DFORCE_LIBUVC=true \ -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .. make -j4
4GB RAMであればSWAP拡張せずともビルドが通りました。