新社会人になりました。
学生と異なり、諸々の管理を一人で行わなければならないので慣れるまで大変ではありますがなんとか頑張っていきたいところです。
今年は新しいことに取り組むことももちろんのこと、これまで継続してきたことも引き続き取り組んでいこうと思っています。
ところで、新社会人最初の悩みごとといえば、「お金がない」だと思います。
特に都会に引っ越す人にとってはとても痛い悩みだと思います。
なんとか持っているものでなんとかしたり、節約術を身につけたいところですね…
そこで、私は考えました。
ないのなら作ればいいのではないか?
木を使った工作というのは縄文の前から培われた不朽の歴史があり、それは焼けようと朽ちようとも失われなかった伝承された数十万年の技術の結晶です。
切ったり削ったり穴を開けたりと自在に加工できるのも強みでしょう。
また、温度計では測りきれない暖かみ、丸太一本でも放つ圧倒的な存在感、木にはもともと芸術の魂が宿っているのかもしれません。
技術が絶えず進化し、時代が移り変わる中、それでも残る技術や芸術とはなんでしょうか?
ここ数年、VR・AI等の技術が世界を変えています。これからはAIに淘汰される時代とすら言われていますね。
一方で、成功しているプロジェクトを見てみると、設計思想やプロジェクトの基礎骨格的なところに抜けが無く、設計にすら深いストーリーを想起される何か美しいものを感じます。
AI時代の技術獲得は、AIだからこそうわべのスキルで乗り切るのではなく根幹となすスキルをしっかりと磨く必要があるのかなと今更ながら感じています。
(再度)正直に言います…お金がない(泣)
久しぶりの木工をします。
素人ではありますが、ロボコンではフィールドやロボット運搬用の箱などを作ることがあり、その作業を少し手伝っていたことがあります。
資材集め
土日で資材集めと加工をしました。
東京はなんでもあるように見えて、意外と資材に集めには苦労します。
街に行っても資材は集まりませんが、幸い近くのホームセンターがあったので、そこで木材は集められました。
最初は柱4つつけて普通の机を作ろうと思っていたのですが、安定性に不安を残したくなかったので、柱2本+下からの突っ張り棒で安定させる作戦にしました。
購入した資材です↓
柱には2x4材を使いました。
切るのだけは自信がない&場所がない状態だったので、加工サービスで切ってもらいました。
最初、購入した商品の寸法をミスってしまいましたが、親切に対応してくださいました。感謝🙏(そして申し訳ない)
あとは、L型の棚受け(耐荷重80kg)とTLの人に教えてもらったディアウォールを購入しました。
加工
突っ張り棒なので切る回数や固定回数が減って失敗しにくく、安心して作業できます。
机の標準的な高さは70cmらしいので、70cm+天板の厚みくらいの高さに固定しています。
ちなみに、床には厚さ3〜5mmの防炎耐火カーペットを敷いています。めっちゃ重かった。
モニタスタンドの組み立て
4Kモニタを持っていたのですが、ちょっと安っぽい感じ(実際3万未満で買った)&机に載せたくなかったのでこちらも柱にくくりつけることにしました。
自由度は犠牲になりますが、かなりよい。
天板をつけて完成(?)
最後に天板を取り付けます。天板にはあらかじめ穴を開けておくと固定が楽にできそうです。
完成した机がこちら↓
柱2本では強度不足だったので突っ張り棒を追加しました。
あと3本つければ安定度は増すと思います。(デザインが犠牲になってしまった)
ただ、最初はこんなもんで大丈夫です。なぜならこれは改造し放題ですからね。
作業机のアジャイル開発!
コスパ良かった…のか?
さて、この机を作るためにいくらくらい必要なのでしょうか?
今回の部品・加工代を計算してみました。
机
- L型棚受け(x2):¥1534
- 2x4柱(x2):¥2156
- 天板:¥2288
- ディアウォール:¥2376
合計:¥8354
モニタスタンド
- ねじ固定用ボード:¥195
- 皿タッピング(3個):¥40
- 2x4柱:¥1078
- ディアウォール:¥1188
合計:¥2501
あれ。想像以上に高くついたかもしれない。
…と思って調べたところ、¥3000近く安い商品をネットで発見。
幅が1200でも¥6000なので明らかに買った方が良かったですね。
うーーん、企業努力!
柱にしてしまったのがコストになってしまいました。
モニタスタンドについては代替がなさそうで、あっても中古とかでモニタアームとかを買う必要がありそうです。
モニタアームはどうしても机につける場合、体感スペースが小さくなるので固定して良かったなと思います。
サブを買う時は机を増設するかモニタアームを使う予定です。
しばらく使ってみて
自作した机を使ってしばらく経ちましたが、部屋に戻ったときの存在感が格別です。
自分で作ったからこそ、多少使い勝手が悪くても満足感がありますね。
今後も、多少コスパが悪くても自作にこだわりたいと思います。
(挿絵は全て写真ACより)