えいあーるれいの技術日記

ROS2やM5 Stack、Ubuntuについて書いています

100円マウスは簡単に部品が取り出せる優良商品だった(?)

100円ショップ(Can Do)で100円の有線マウスを買いました。

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100円(税込み110円)のマウス

 今の時代はマウスすらも100円で変えてしまうのかー。と気になって買ってしまいました。私はゲーミングマウスや1000円くらいの無線マウスはそこそこ持っているので、絶対にいらないということはわかっていたのですが…

 普通の大きさのマウス(Microsoft Wireless Desktopシリーズ付属のマウス)と比べると少し小さめです。スクロールホイールが滑らかでないところやクリック音が大きいなどの値段相応のところもありました。

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 開封して僅か1分くらいでこれからも使わないことを悟った私はこの中身が気になったので分解して中身を見てみることにしました。

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マウスの基板とその回路

 マウスに使われているICはMX8733というもので、Alibabaでは購入できそうです。データシートはGoogleとかで「MX8733」と検索すればPDFが見つかります。

 MX8733は右・左クリック+スクロールホイールをサポートしているみたいです。8ピンDIPによく収めるなぁ…なんか合理的な配置をしていますね。左クリックが左方向にあるところとか。

 MX8733を分解してみました。

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分解後の基板

 ペンチでICを持ってICを基板から引きはがす方向にICを引っ張りつつはんだごてではんだを温めたらけっこう簡単に取り出せました。同じ要領でUSBケーブルとコンデンサを取り出しました。

 そのあとは、適当に転がっていたユニバーサル基板を使って再度はんだ付けを行って配線します。このICは光学センサが付いていたりピンピッチが2.54mmではなかったりするのでそこらへんはピンを180°曲げたり、無理やり変形させたりしました。タクトスイッチを付けたら…

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完成

連打専用ボタンが完成しました。

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動作確認

動作もしました。ArduinoとFETとかをつなげて有線自動連打ツールとかも簡単に実現しそうですね。